看護師が外科に転職する志望動機は、先端医療を学んでスキルアップできるからでしょう。先端医療とは、厚生労働大臣から承認された、高度な医療技術を用いた治療法です。陽子線治療や重粒子線治療、さらには手術支援ロボットなど多岐にわたります。日々進化を続ける医療技術を勉強することは、患者に対するより安心安全な治療につながるため、看護師は率先的に学ぶ必要があるでしょう。
将来的に、認定看護師や専門看護師の資格を取得したいと考えている看護師にとっても、高度な医療を学ぶことは必要不可欠なことです。また、さまざまな仕事を行う外科看護師を経験しておくと、ほかの診療科へ転職する際にも大いに役立ちます。そのため、外科への転職を志望する看護師も多いのです。
看護師が外科へ転職する志望動機には、患者の回復をそばでサポートしたいというものもあります。外科看護師の仕事はさまざまで、手術前に医療機器や薬品などの準備を行い、医師がスムーズに手術できるようにサポートすることもあるのです。手術後には容態を観察し、僅かな異変にも対応します。患者に寄り添いながら、回復する課程を見守ることがやりがいにつながる外科看護師も多くいます。
そして、外科にきた外来患者を診療する医師をサポートしたり、患者の検査をサポートしたりすることも外科看護師の仕事です。オペ室だけでなく、外来での仕事にも精通しておかなければいけません。このように外科看護師として活躍することで、看護に必要な医療技術の習得、患者の回復サポートの両方が叶えられるのです。