外科医の仕事内容を大まかに見てみると、患者の診察から手術、アフターケアまで幅広く行います。診察では、患者の症状を詳しく聞き取り、必要に応じて検査を行い、その結果をもとに手術が必要かどうかを判断します。手術に至った場合、事前の準備から実際の手術、手術後のフォローアップまで、細心の注意を払いながら進めていきます。
手術というと、大掛かりなイメージがありますが、外科医が行う手術には大小さまざまあります。たとえば、日帰りできる小さいものから、数時間に及ぶ大掛かりなものまで、患者の症状や状態に応じて手術の種類も変わってきます。また、手術以外にも、患者の痛みを和らげるための治療や、生活指導なども外科医の重要な業務の一つです。
外科医の収入は、勤務形態や勤務地、そして専門分野によって大きく異なります。病院に勤務する場合と開業医の場合では収入の構造が異なり、勤務医の場合には基本給に加えて手当が支給されることが多いです。また、大都市圏か地方か、大きな病院か小さな病院かによっても収入に差が出ることがあります。一方、開業している外科医の場合、収入は診療内容や患者数に大きく左右されますが、一般的には勤務医よりも収入は高くなる傾向にあります。
外科医になるためには、長い年月をかけた厳しい勉強と訓練が必要です。そのため、外科医の収入は高いとされていますが、それには相応の理由があります。日々の業務は非常に忙しく、ときには生死を分ける判断を迫られることもあります。そうしたプレッシャーの中で、高度な医療技術を提供し続ける外科医の仕事は、決して楽なものではありません。